言いづらい悩み「尿漏れ」と向き合うために
尿漏れの悩みは、なかなか周囲には相談しづらいものです。
実は、年齢や性別を問わず、多くの方が抱えている問題でもあります。
驚かれるかもしれませんが、体を鍛えているアスリートの方にも同様の悩みが見られることがあります。
特に女性は、妊娠・出産、加齢などさまざまな要因により、骨盤底筋の働きに変化が生じやすいとされています。
尿漏れ対策でよく耳にする「骨盤底筋トレーニング」
尿漏れのお悩みに対して、一般的によく紹介されるのが、**「骨盤底筋を鍛えましょう」**というアプローチです。
骨盤底筋は、骨盤の底にあり、内臓を支えたり、排泄をコントロールする役割を担っています。
この筋肉を鍛えることは、身体の機能維持にとって大切な要素のひとつです。
しかし、場合によっては骨盤底筋トレーニングだけでは、思ったような変化を感じにくいケースもあるかもしれません。
骨盤底筋だけでは難しい場合もある理由
重要なのは、「なぜ骨盤底筋の機能が低下したのか」という根本に目を向けることです。
筋力そのものだけでなく、身体の使い方や呼吸パターンの乱れが影響しているケースも少なくありません。
呼吸と姿勢の乱れが影響する
一例として、以下のような流れが考えられます。
① 正しい呼吸ができない
↓
② 反り腰や姿勢の崩れが起きる
↓
③ 横隔膜や骨盤底筋の機能に影響が出る
↓
④ 尿漏れなどのお悩みが現れる
このように、骨盤底筋だけに注目するのではなく、身体全体のバランスを整えることが大切だと考えられます。
呼吸のチェック方法については以前書いた記事、
👉 【呼吸の大切さと体のつながり】の記事はこちら
もあわせて参考にされてください!
尿漏れ対策のポイント
尿漏れのサポートを目指すためには、骨盤底筋トレーニングだけではなく、身体全体をバランスよく整えることが大切です。
特に、以下の取り組みが効果的と考えられています。
① 正しい呼吸パターンを身につける
呼吸は、横隔膜と骨盤底筋が連動して働くため、正しい呼吸パターンを作ることがとても重要です。
肩や胸だけで呼吸するのではなく、
お腹全体がふくらむ「腹式呼吸」を意識する
これにより、自然と横隔膜と骨盤底筋の連動がスムーズになり、身体の内側からサポート力が高まりやすくなります。
② 腹筋(特にインナーマッスル)を鍛える
腰が反っている(反り腰)の状態では、腹筋(特にインナーマッスル=深層筋)の働きが弱くなりやすいです。
その結果、骨盤や背骨の安定性が落ち、骨盤底筋への負担が増えることも。
反り腰を改善するために、腹筋を鍛えることが有効になります。
③ 骨盤底筋のトレーニングも忘れずに
もちろん、骨盤底筋自体のトレーニングも大切です。
息を吐きながら骨盤底筋を引き上げる感覚を意識する
立位・座位・仰向けなど、様々な姿勢で実施する
骨盤底筋だけを単体で鍛えるよりも、呼吸・腹筋・姿勢と組み合わせることで、より自然な動きの中で機能を高めていきましょう。
【まとめ】結果だけでなく、原因にも目を向けることが大切
身体の不調には、【表に現れた症状】と【背景にある原因】が存在することが多いです。
症状だけを対処するのではなく、根本的な要因にアプローチしていくことで、より快適な身体づくりを目指していくことが可能です。
骨盤底筋のトレーニングはもちろん大切ですが、呼吸・姿勢・体幹なども総合的に整えることが、将来にわたって快適な生活を支える基盤となります。
Acegymでは、あなたの身体に合わせたサポートを心がけています。
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